『鬼滅の刃』が売れた3つの理由
『鬼滅の刃』をご存知でしょうか?
知らない人の方が少ないのではと思うほど社会現象になったアニメです。
世間のはやりからは少し遅いかもしれませんが、私なりに鬼滅の刃が売れた理由を3つにまとめてみました。
今回まとめた理由は、漫画そのものを分析した結果です。
LiSAの曲が良い、声優陣が豪華、コロナの影響で漫画を読む機会やアニメを見る機会が増えた
などの理由は外しています。
結論
早速結論から。
理由1:
シンプル
理由2:
感情移入できる対象が多い
理由3:
購入しやすい
理由1: シンプル
3つの理由にまとめましたが、これが最大の理由だと思っています。
「鬼滅の刃ってどんな話?」と聞かれたら、きっと多くの人が説明できますよね。
「パラサイト」を説明してください、と言われてぱっと説明できますか?
少し考えてしまいます。
「テネット」を説明してください、と言われてぱっと説明できますか?
私は説明できません。
それに比べて、「鬼滅の刃を説明してください」と聞かれたら小学生でも答えられます。
説明しやすいということは、シンプルであるということです。
シンプルであるということは、わかりやすいということです。
わかりやすいということは、対象が広いということに繋がります。
つまり、顧客層が広いのです。
顧客層が広いため、漫画の購入につながる人が多いと考えられます。
だから売れたんです。
汚い言葉を使います。
頭がいい人しかわからない話ではなく、バカでもわかるシンプルな話だから売れたんです。
理由2: 感情移入できる対象が多い
炭治郎、伊之助、善逸というメインキャラクターに加え、
9人の柱がいます。それぞれ過去エピソードが濃く好きなキャラクターがいるのではないでしょうか。
善悪の対立構造の場合、善側のキャラクターの過去に対してフォーカスされることはよくありますが、
悪側のキャラクターの過去にもフォーカスすることは少ないように感じます。
鬼はもともと人間であるため、それぞれ人間時代のエピソードがあります。
ここに感情移入してしまう人も多いのではないでしょうか。
アイドルなどと同様に、自分の推しを見つけることができることも「鬼滅の刃」が売れた理由の一つではないでしょうか。
理由3: 購入しやすい
「鬼滅の刃」は全23巻です。ジャンプコミックなので1巻400円ちょっと。
社会人であれば全巻大人買いも十分にできる巻数です。
これがワンピースを全巻集めるとなると大変です。
集めやすい、これも鬼滅の刃が売れた理由の1つではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
周りの方に「『鬼滅の刃』ってなんであんなに売れたんだろうね?」と聞くと、
結構いろんな意見が出てきて面白いです。
個人的には、あれだけ人気が出た中で、23巻で物語を終わらせた吾峠呼世晴先生の勇気は素晴らしいと思います。
お金を稼ごうと思えば、〇〇編突入、みたいに延命工作はできたでしょうに。
そういったことをせず、物語にきちっと幕をおろしたことも人気の理由の1つではないでしょうか。