naka_shoの日記

20代会社員です。

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』を実践してみた。

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』を実践してみた。

 

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方』

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方』

という本を知っていますか?

 

最近書店で大きく取り上げられている

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』

のもととなった電子書籍専用の本です。

 

 

GAFAのどれかに部長として転職を実現した筆者が20代のときに、

師匠である存在の上司から学んだことが書かれています。

 

本のレビューにもあるように、10年目の方はできていて当然の内容かもしれません。

しかし、1~3年目の人で本に記載されていることがちゃんと実行できていたらめちゃくちゃ強いと思います。

 

1~3年目の方は、できていたら同世代に差をつけることができる。

4~7年目の方は、基本的な考え方がちゃんと身についていることを確認する。

8年目以降の方は、できて当然と思われている行動ってなんだろうということを再認識する。

 

各年次ごとで読み方が変わる本だと思います。

 

「実際に書かれていることを実践したらどうなるんだろう。」

そんな実験的な感覚で現在3年目の私が、本に記載されていることを実践してみた経験を書きたいと思います。

 

その18:決定するためにだれを呼ぶべきか

「その18:決定するためにだれを呼ぶべきか」という章があります。

 

ミーティング中、ミーティング参加者以外のある人にしかわからない事項が出てきます。

筆者は、「Aさんに〇〇を聞く」というToDoにし、次回のミーティングの場に持ち越そうとします。

 

筆者の師匠は、その場でAさんに電話をかけ、ミーティングに参加させます。

ToDoはその場で消化することができました。

 

そして、

「10分で済むことを先延ばしにしてはいけない。」

「僕たちの仕事はミーティングをきれいに進めることではなく、プロジェクトをなるべくいい形で終わらせること。」

「今ToDoを消化したことで、次回のミーティングまでにさらにいいものを考える時間ができる。」

とその意図を解説します。

 

初めてこれを読んだときは「なるほどなぁ」と納得しました。

と同時に「実際やってみるとうまくいくのかなぁ」と思いました。

 

先日ちょうど実践する機会があったので、

実践してみて見えた、急遽ミーティングに呼び出すための条件と、そのメリットをまとめてみました。

 

結論

結論から書きます。

条件1:

 必要とされる人員が1人

 

条件2:

 その人のスケジュールが空いている

 

条件3:

 その人との関係性ができている

 

上記を満たす場合はミーティングに無理やり召喚してみるべし。

 

ミーティングに無理やり召喚することのメリット

 

メリット1:

 問題解決までの時間を短くすることができる

 

メリット2:

 情報をまとめなおす手間がなくなる

 

メリット3: 

 思い出すという行為がなくなる

 

メリット4:

 (社外ミーティングの場合、)その場で対応してもらえるのでお客様の信頼残高が貯まる

 

 

条件1: 必要とされる人員が1人

急遽ミーティングに追加で参加者が必要になった場合、その必要参加者の人数が1人であればその場で連絡を入れてきてもらうのが良いです。

Aさんは急遽ミーティングに参加してくれる、じゃあ次はBさんが参加できるか確認してみよう、となったとき

Bさんはどうしても参加することができなかったとします。

このとき、Aさんにやっぱりミーティングに参加してもらわなくても大丈夫でしたと伝えなければいけません。

 

また、2人分調整をするためには、時間がかかります。

両名とも参加を調整するのは意外とストレスがかかりました。

 

急遽ミーティングに参加してもらうのであれば、その人数は1人が良いというのが条件1です。

 

条件2: その人のスケジュールが空いている

書籍では、急遽ミーティングに参加してもらおうとしている人も別のミーティング中でした。

すでに予定があるとわかっている状態で連絡を入れるのはお勧めしません。

それが社外の方との打ち合わせであれば連絡を見ていない可能性が高いですし、

社内のミーティングであっても重役との打ち合わせだった場合は連絡を見ていないでしょう。

 

今はslack等で連絡を入れると思いますが、

メンションを付けて通知を飛ばすことによってその人の集中力を一回切ることになっていることも考えなければいけません。

 

社内ツール等で相手の予定を確認することは容易かと思います。

スケジュールを確認するのは1分もかからないでしょうから、1回スケジュールを確認してから連絡を入れるのが得策です。

 

急遽ミーティングに参加してもらうのであれば、その人のスケジュールが空いていることを事前に確認することが条件2です。

 

条件3: その人との関係性ができている

書籍には出てきませんが、これはとても重要な条件だと思います。

筆者の師匠は、周りからの信頼度が高く、多少強引なことをしても許される役職者である、という印象です。

こういう人は、無理やり連絡を入れても許されるでしょう。

2年目が同じ事をやったら、後からとやかく言われるのではないでしょうか。

 

条件3は、「その人との関係性ができている」です。

 

「しょーがないな」と思わせたら勝ちです。

 

その関係性を作っておかないと後からめんどくさいと思います。

「なんで事前に言ってくれないんですか?」「こちら側のスケジュールもちゃんと考えてください」と怒られるのではないでしょうか。

感情面の配慮があることが重要です。

 

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方』では、急遽ミーティングに参加してもらうことのメリットが

さらっと書かれていたと思うので、実践した経験を交えてまとめます。

 

メリット1: 問題解決までのリードタイムを短くすることができる

次の打ち合わせが1週間後の場合や、そもそもスケジュールがかつかつの時は特に効果的です。

ToDoをその場で解決できた分、より深堀する期間に充てることができたり、より早く物事を前に進められたりします。

 

メリット2: 情報をまとめなおす手間がなくなる

持ち帰り、にしてしまうと結局そのToDoをまとめ直さないといけません。

部外の方にToDo消化を依頼する場合は、ドキュメント化しないといけない場合もあるでしょう。

しかし、その場で解決できれば、結論だけまとめておけばいいので手間が省けます。

 

メリット3: 思い出すという行為がなくなる

ToDoとして切り出すということは、ToDo消化の際にまたその内容を思い出さないといけないということです。

また、ToDoの消化報告をする際に、ミーティング参加者に対してもその背景を再度説明する必要がある場合があります。

ToDoの実行者は覚えているものですが、他の参加者は意外と背景を覚えていないことが多いです。

人は忘れる生き物なので、自分が主体となっていないToDoの記憶は忘れやすいものです。

 

今ミーティング内で議論になっているということは、その瞬間が一番全員の記憶が新しいということです。

先延ばしにしてしまうと、そのあとで、その話題を思い出さないといけなくなります。

1人「これって何でしたっけ」という人がいると再度説明しないといけないので手間です。

その場でToDoを解消することができれば、思い出すという行為がなくなります。

 

メリット4: (社外ミーティングの場合、)その場で対応してもらえるのでお客様の信頼残高が貯まる

お客様からしたら、自分の問題はすぐに対応してもらいたいものです。

他のお客様との兼ね合いが、とかは頭では理解できていても感情ではどうでもいいと思ってます。

その場で解決してあげられると、その調整をした人への信頼は上がるでしょう。

「自分のために今動いてくれた」と思ってもらえます。

※毎回やってしまうと、当たり前だと思われるので注意です。

 

いかがだったでしょうか。

 

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方』は2020年に大幅に加筆され、

『40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法』というタイトルで発売されています。

どこの書店に行っても目に付く場所においてあります。

 

感覚としては、新卒1~3年目で記載されていることができればかなり強いのではないかなと思います。

読む価値のある本です。

 

ぜひ、読んでみてください。